About program
外国人技能実習制度について
外国人技能実習制度の概要
「外国人技能実習制度」とは、 “人づくり”の観点から、途上国の経済発展に貢献するためにつくられた政府公認制度。この制度に賛同した日本の企業様によって、途上国の若者たちの技能・知識習得を支援しています。
具体的には、日本国内の企業が途上国の若者たちを外国人技能実習生として一定期間迎え入れます。そして実習生は、日々の実習を通じて技能や知識を習得。帰国後、それらの学びを自国の経済発展へと活かしてもらうことが制度の大きな狙いなのです。
受入企業様にとって、この取り組みへの賛同は、技術伝承や国際貢献の役目が果たせるだけに留まりません。実習生の受入れにより、社内の活性化、技術や生産性の向上、国際交流による社員教育の一助、海外とのネットワーク形成など、あらゆる企業様に様々な効果が現れています。
実習生受入れの仕組み
現地の実習生送出機関と、日本の受入企業様との「架け橋」となるのが、私たち監理団体。当組合では関係法令を遵守し、実習生と受入企業様の双方にとって、健全な発展につながるようサポートしています。
受入れ可能国
- ベトナム、ミャンマー
ほか、フィリピンやタイなど、今後も受入れ可能国を増やしていく
考えです。
移行対象職種
「移行対象職種」とは、第2号・3号技能実習への移行を前提に、計3~5年の実習が可能な職種・作業を指します。
85職種 156作業(2021年3月16日時点)
- 農業関係
- 耕種農業、畜産農業
- 漁業関係
- 漁船漁業、養殖業
- 建設関係
- 建築板金、とび、配管、サッシ施工、築炉 など
- 食品製造関係
- 食鳥処理加工業、パン製造、そう菜製造業、農産物漬物製造業、
医療・福祉施設求職製造 など
- 繊維・衣服関係
- 紡績運転、織布運転、婦人子供服製造、カーペット製造、
座席シート縫製 など
- 機械・金属関係
- 鋳造、金属プレス加工、工場板金、めっき、機械保全 など
- そのほか
- 印刷、塗装、介護、リネンサプライ、空港グランドハンドリング
など
受入れ期間
第1号技能実習の期間は1年以内、第2号又は第3号技能実習の期間は2年以内です。
技能実習生は、技能実習1号(1年目)、技能実習2号(2・3年目)、技能実習3号(4・5年目)として在留し、最長5年※で技能実習を通じ技能の修得・習熟・熟達を目指します。
修得等をさせる技能は、(1)同一の作業の反復のみによって修得等できるものではないこと、(2)第2号技能実習及び第3号技能実習にあっては、「移行対象職種・作業」に係るものであること、と規定されています。
また、第2号又は第3号への移行にあたっては、それぞれ第1号又は第2号の修了までに目標として定めた技能検定等に合格していなければ、次の段階の技能実習に進めません。
受入れ人数枠
当組合を通じた技能実習生の受入れ人数枠は、下記のようになっています。
- 実習実施者の
常勤の職員の総数 - 301人以上
- 201人〜300人
- 101人〜200人
- 51人〜100人
- 41〜50人
- 31〜40人
- 30人以下
- 技能実習生の人数
- 常勤職員総数の1/20
- 15人
- 10人
- 6人
- 5人
- 4人
- 3人
- ※常勤の職員とは、継続的に雇用されている職員(正社員をいいますが、正社員と同様の就業時間で継続的に勤務している日給月給者を含む。)が該当します。
- ※常勤の職員の総数に、技能実習生(第1号、第2号及び第3号)は含まれません。
- ※第1号実習生は常勤の職員の総数、第2号実習生は常勤の職員の総数の2倍、第3号実習生は常勤の職員の総数の3倍を超えてはいけません。
実習生受入れの流れ
- Flow
- 01
ヒアリング
まずは、外国人実習生の受入れに関するご要望、疑問や不安などをお聞かせください。
将来のビジョンや事業上のお悩みなどまで伺い、企業様の未来につながるアドバイスをさせていただきます。
- Flow
- 02
実習生の採用
組合スタッフが同行のもと、受入れ国にて面接を実施。面接時には筆記試験・適性検査なども行なっているため、様々な角度から人材を見極めることが可能です。
- Flow
- 03
実習生の入国
採用された技能実習生は、現地の日本語学校へ。約4ヶ月にわたって日本語(会話・読み・書き)や生活マナーなどを学んだのち、入国します。
- Flow
- 04
講習
入国後も、約1ヶ月は学習期間。職場での会話を想定した日本語、交通ルールやゴミの分別などの生活マナー、日本の文化、消防訓練などに関する講習を受けます。
- Flow
- 05
実習期間
実習生が実習先に配属。組合スタッフが定期的に実習先を訪問し、ご状況を伺いながらアドバイスいたします。また、実習生の休日リクリエーションや生活管理、緊急時の対応などにおいても、当組合のパートナー企業によって手厚くサポートさせていただきます。
- Flow
- 06
実習生の帰国
実習を終えたら、母国へ帰国。実習生の母国での活躍や、その後の企業様の事業発展まで、ご支援させていただきます。