Voice
受入企業様・実習生の声
当組合が大切にしているのは、実習生と受入企業様の「想い」をつなぐこと。では、実習生や企業様は、どんな想いを抱いて実習に取り組んでいるのでしょうか。
当組合は優良な実習生送出機関とのみ提携しているため、明確な目標を持って来日する実習生が多数。また意欲的な実習生の受入れにより、社内に好影響が生まれた企業様が少なくありません。
外国人技能実習制度について少しでもリアルにイメージしていただけるよう、受入企業様や実習生の“声”をお届けします。
受入企業様の声
実習生の受入れによって、
現場社員の考える力が
育ちました。
製造業派遣サービス業者様
(従業員数 約1万5000名)
実習生一人ひとりに合った
コミュニケーションを心がけています。
実習生の受入れにおいて一番大変なのは、やはり言語の壁です。日本語の習得レベルはもちろん、簡単な英語が話せるかどうかも、実習生によって様々。ですから、同じ仕事を任せるにしても、全員にまとめて指示して終わり、ということはありません。一緒に働く現場社員には、実習生一人ひとりに合わせたコミュニケーションを大切にするよう伝えています。正しく伝わっているのかわからない場合には何度も確認をする、人によっては「危ない」じゃなくて「危険」と伝えてみる、など。もちろん簡単ではありませんが、それだけに現場社員の考える力、教える力が随分養われた気がします。実習生の受入れによる副産物ですね。
実習生の意欲の高さは、
現場社員以上かもしれません。
当社では、ベトナムとマレーシアからの実習生を受入れています。彼らへの印象として抱いているのは、「意欲的」ということ。異国にまで来て学んでいる、という意識があるからでしょうか。どんなに苦しい場面に陥っても、そう簡単にはめげません。たとえば、工場内のルールを正しく理解できていないと厳しく指導された時。最近は辞めてしまう社員も少なくありませんが、実習生は決して逃げるようなことはしません。言語や文化の壁があるぶん、しつこく指摘されるにも関わらず、です。むしろ、挽回しようともっと頑張る姿勢を見せてくれる。私たちの方こそ、実習生から学ぶことも多いんです。
実習生の声
- 日本語の先生を夢見て、
家族と離れて生活することを
決めました。 - ビンさん(ベトナム ダナン出身/25歳)
私には夢があります。それは、日本語の先生になる、ということ。その夢への第一歩として、日本で生活することを決めました。とはいえ、元々日本語に馴染みがあったわけではありません。当然、日本での生活にはとても不安がありました。でも、ベトナムの日本語学校で6ヶ月間学び、日本に来てからも1ヶ月ほど日本語や生活マナーの研修を受講する中で、実習前に少しの自信をつけることができました。
日本に来て約2年。数ヶ月前にはN3に合格し、現在はN2の勉強中です。家族や結婚したばかりの夫と離れて暮らすのは少し寂しいですが、せっかくの実習期間中に少しでも多くを学んで帰りたいと思っています。
- もっと上手に
日本語を
話せるようになりたい。
だから、休日も寮で勉強して
います。 - リンさん(ベトナム ハノイ出身/20歳)
母国であるベトナムの若者の間では、海外で働くことは珍しくありません。実際、私の友人も様々な国で生活しています。中でも、日本は人気の国。世界トップクラスの技術や日本人の真面目に仕事に取り組む姿勢からは、学べることが非常に多いからです。私も自然と日本での実習に参加したいと思うようになっていました。
当面の目標は、もっと上手に日本語を話せるようになること。だから、実習先でよく理解できなかった言葉を復習してみるなど、実習終わりや休日も寮で勉強しています。3ヶ月後のN3の試験は絶対に合格したいですね。同じ実習先のベトナム人の仲間たちと励まし合いながら、頑張りたいと思います。